先日セミナ-に参加するためにバスに乗りました。
同じ停留場から、先生らしき人が、十数人の小学生の低学年位の子供達を引率され
バスに乗って来られました。
この日のバスは相当混雑していたのですが、私は新聞を読んでいました。
私の前には、この団体の小学生が後ろを向いて、友達と何だか楽しそうに会話をしていたのですが、
大変混雑していたこともあり前の子供が、バスの停車とともに私の足を軽く踏んだのです。
小学生の子供ですから大して痛くもなくそのまま終わるのだろうと思っていましたが、、
その子供がこちらを振り返って照れくさそうに軽く会釈してくれました。私の足を踏んだことを自分でも
分かっていて、申し訳ない気持ちで会釈してくれたのでしょう。
私も頭を下げましたが、すごくうれしい気分で1日を過ごす事ができました。
最近何かあった時に「謝る」ということが素直にできない人が多いように思います。
本当の気持ちを伝えるということは、基本的なマナ-からというところでしょうか。
別の日に今度は私が、電車の停車前に足をとられ左手にかばん、右手に本を
持っていた為、前にいた女性に抱きつくようにこけそうになり危なく大怪我をする
ところでした。もちろんすぐに謝ったのですが、もう一人いたその女性の友達と二人で
爆笑され、なんとも居場所のない時間をすごしました。セクハラとは思えないほど豪快
にこけたので変な勘違いもされずよかったのですが。
やはり運動不足なのでしょうか。足腰が本当に昔と違うことを痛感します。
この忙しい時期が過ぎたらできるだけ歩こう・・・。
2009年2月5日木曜日
日本でいちばん大切にしたい会社
以前ひろせ通信で書かせて頂いた「日本でいちばん大切にしたい会社」(法政大学大学院教授坂本光司著)で真っ先に紹介されているのが、日本理化学工業株式会社という会社です。
昭和12年に設立されたこの会社は、ダストレスチョ-クを製造しており、50年ほど前から障害者の雇用を行っています。神奈川県川崎市と北海道美唄市に工場があり、現在74名の従業員を雇用。その内54名が障害者の方だそうです。
この会社の大山社長の講演を聞く機会がありました。著者の坂本教授の講演を3度聞いていたので、「どんな社長なんだろう」という思いで講演を聞かせて頂いた。
障害をもつ二人の少女を採用してほしいと依頼されてきたことから始まります。この養護学校の先生の2回の申し出を断り、3回目に頭を地面にこすり付けて「職業体験だけでも」とお願いされ、1週間2人の障害をもつ少女を預かったそうです。
会社は朝の8時から夕方17時まで。しかし、二人は毎朝7時に会社の玄関に来ていたそうです。そして、1週間が過ぎようとしていた時、10数人の社員全員が次のように大山社長に嘆願したそうです。「二人を正社員として採用してほしい。あの二人にできないことがあるなら私たちがカバ-します。」これが社員全員の総意だと言ったそうです。
社員全員にこう言わせるほど二人の少女は一生懸命働いたそうです。10時、お昼、15時に休みがあるのですが、仕事に没頭していて手を休めようとしなかったそうです。社員が背中を叩いて「休みだよ」というまで一心不乱に働いていたのですが、その顔は本当に幸せそうだったようです。
結果二人は採用され、その後この会社は現在の54名という障害者雇用をされています。
大山社長が、この二人の幸せについて想いをめぐらしていた時、あるお坊さんから人の幸せについて教えられた言葉が、
「幸せとは
①人に愛されること ②人にほめられること ③人の役にたつこと ④人に必要とされること
そのうち②③④は働くことによって幸せを得られます。」
大山社長は①も働くことで幸せを得られると会社案内で書かれています。
この会社は、障害者雇用を積極的に行っていく過程で、マスコミに取り上げられ、それを知った行政や大学・企業からいろんな手助けを受けて新商品が生まれ、さらに企業も発展していくというすばらしい「大切にしたい会社」になっています。
大山社長は、人柄が顔ににじみでているような温厚な方でした。社長もまた、働くということで「幸せ」を得られているのだと感じました。
「働くことによって人間は幸せを得られる。」ほめられ、役に立ち、必要とされる。企業や経営者・従業員の誰もが同じなんだと思います。
この1年、働く場所があることに感謝し、「一心不乱」に事務所の経営理念に基づき働こう。
働くことの原点を教えて頂いた講演でした。
昭和12年に設立されたこの会社は、ダストレスチョ-クを製造しており、50年ほど前から障害者の雇用を行っています。神奈川県川崎市と北海道美唄市に工場があり、現在74名の従業員を雇用。その内54名が障害者の方だそうです。
この会社の大山社長の講演を聞く機会がありました。著者の坂本教授の講演を3度聞いていたので、「どんな社長なんだろう」という思いで講演を聞かせて頂いた。
障害をもつ二人の少女を採用してほしいと依頼されてきたことから始まります。この養護学校の先生の2回の申し出を断り、3回目に頭を地面にこすり付けて「職業体験だけでも」とお願いされ、1週間2人の障害をもつ少女を預かったそうです。
会社は朝の8時から夕方17時まで。しかし、二人は毎朝7時に会社の玄関に来ていたそうです。そして、1週間が過ぎようとしていた時、10数人の社員全員が次のように大山社長に嘆願したそうです。「二人を正社員として採用してほしい。あの二人にできないことがあるなら私たちがカバ-します。」これが社員全員の総意だと言ったそうです。
社員全員にこう言わせるほど二人の少女は一生懸命働いたそうです。10時、お昼、15時に休みがあるのですが、仕事に没頭していて手を休めようとしなかったそうです。社員が背中を叩いて「休みだよ」というまで一心不乱に働いていたのですが、その顔は本当に幸せそうだったようです。
結果二人は採用され、その後この会社は現在の54名という障害者雇用をされています。
大山社長が、この二人の幸せについて想いをめぐらしていた時、あるお坊さんから人の幸せについて教えられた言葉が、
「幸せとは
①人に愛されること ②人にほめられること ③人の役にたつこと ④人に必要とされること
そのうち②③④は働くことによって幸せを得られます。」
大山社長は①も働くことで幸せを得られると会社案内で書かれています。
この会社は、障害者雇用を積極的に行っていく過程で、マスコミに取り上げられ、それを知った行政や大学・企業からいろんな手助けを受けて新商品が生まれ、さらに企業も発展していくというすばらしい「大切にしたい会社」になっています。
大山社長は、人柄が顔ににじみでているような温厚な方でした。社長もまた、働くということで「幸せ」を得られているのだと感じました。
「働くことによって人間は幸せを得られる。」ほめられ、役に立ち、必要とされる。企業や経営者・従業員の誰もが同じなんだと思います。
この1年、働く場所があることに感謝し、「一心不乱」に事務所の経営理念に基づき働こう。
働くことの原点を教えて頂いた講演でした。
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