ひろせ通信の巻頭に書いたものをブログで掲載させて頂きます。
以下「ひろせ通信」268号巻頭より
きつねと友達になりたい王子様が、きつねに聞きます。友達になるにはどうすればいいのかと。
「同じ時間に戻ってきたほうがよかったかもしれないね。」 ときつねは言いました。
「例えば、もし君が午後4時に来るなら、3時からもう僕は幸せな気持ちになり始めるんだ。
時が進むにつれて僕はますます幸せを実感するし、4時になれば僕はもうすっかり君のことが
心配になって、それで頭がいっぱいになっちゃう。僕は幸せの対価をきっと見つけるよ。
でももし、君がいつでも来るなら、僕はいつ心の準備をしていいかわからなくなってしまうと思うんだ。
それには、儀式が必要だから。」
「儀式って何?」 と王子様が尋ねると、
「それは同じように、すっかり忘れさられたことだよ。」 ときつねは答えました。
「それは、ある一日を他の日とは違う特別なものにする、ある1時間を他の時間とは
違う特別なものにすることなんだ。」
(サンテグジュペリ著「星の王子さま」)
医療機関のお客様の10周年記念に参加させて頂いた。偶然2週続けて別の医院のパーティ-がありました。多くの関係者が参加されていたのですが、どちらも患者さんを招待されていてその患者さんのスピ-チを聞くことができました。
お一人は開業以来医院の入口にお花を植えられその患者さんがずっとそのお花を見守られていて、それはその先生の何かお役に立てないかと思われずっと10年間継続されていることでした。提携されている病院のドクタ-が先生のファンだとも。もう一人の患者さんのスピ-チは、その先生の医院を「日本一の医院」と賞され、一生先生に面倒見て頂きたいとお話されていました。
そして、双方の先生がどちらも、現在の医院があるのは皆さんのおかげと感謝され、一方で患者さんも先生に本当に感謝されていました。
ある一時点の節目で「儀式」をもつことで、今までの感謝を伝え、そして今後も変わらぬサ-ビスを提供していこうとする決意を伝えていくことはとても大切なことなんだと改めて気付かされたような気がします。そして、感謝という気持ちは循環するものでまた自分自身に戻ってくるものだとも。
そういえば私達の事務所も今年の9月で35周年になります。特別な「儀式」を準備してはいないのですが、あらためて多くの関与先や提携先の皆様への感謝の気持ちを「儀式」として持ち続けて行きたいと考えます。
2009年8月17日月曜日
涙を「欠伸」で誤魔化す小学1年生
7歳の小学1年生のお話です。小学4年生・中学1年生の子供たちとトランプの7並べやババ抜き・ジジ抜きをして遊んでいるのを見ていました。始めて3回連続で小学1年生の子が負け、突然涙を目に浮かべテ-ブルに顔を埋めてしまいました。途中までいい勝負をしていたので勝てると思った気持ちがあったのと、3回連続で負けたことが悔しかったのだしょう。でもすぐに顔を上げて涙を拭き、「あくびをしたから」と自分が涙ぐんだ言い訳して4回目のトランプを始めました。
悔しい気持ちに涙を浮かべたことと涙ぐんだ自分を「あくび」で誤魔化した小学1年生。ちなみにこの小学1年生は私の甥ですが、何か大きな勇気を貰った気分でした。
生まれたばかりの時、弟の嫁から「全然(顔が)かわいくないんですよね。お兄さんの小さい時とそっくりなんです。」と何の悪気もなく言われたのを今も忘れません。あれから7年。君は確実に成長しています。
悔しい気持ちに涙を浮かべたことと涙ぐんだ自分を「あくび」で誤魔化した小学1年生。ちなみにこの小学1年生は私の甥ですが、何か大きな勇気を貰った気分でした。
生まれたばかりの時、弟の嫁から「全然(顔が)かわいくないんですよね。お兄さんの小さい時とそっくりなんです。」と何の悪気もなく言われたのを今も忘れません。あれから7年。君は確実に成長しています。
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